Works

松庵森の家 HOUSES IN THE WOOD

6軒のコーポラティブハウス

中央線沿線の都心から少し離れた閑静な住宅地に位置する旗竿状の敷地。敷地周辺は神社や寺、ファームなど豊かな木々が未だに林立しており、この辺り一面がかつては深い緑に覆われていたことが推測される。 近隣の住宅も大きな庭をもち、敷地が旗竿状である故プライバシーもある程度確保されている。 宙に浮かぶ3枚のプレートは森の中の台地であり、レベルの違いによって風景が変わる。 また、無数の壁柱は大地から生えた樹木の幹であり枝葉でもある。大地に木陰を落としそれが養分となって大地を育む。時には強く、時には柔らかい影を作りながら人の営みに変化を与える役割を果たす。 このように、自然と対峙するのではなく、自然に風や空気や日光や影を取り込み、建築が立つことでかつての記憶を呼び覚ますような建築のあり方を目指した。

year
2010.07
program
cooperative housing
location
Suginami-ku, Tokyo, Japan
structure
steel, RC
scale
3 stories, 1 basement
site area
340.88 m2
building area
160.36 m2
total floor area
488.88 m2
design period
2007.4 - 2009.8
construction period
2009.8 - 2010.5
status
category
staff
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magazine title
  • 新建築 2010年9月号