Works

大分県立美術館設計競技 Design competition for "Oita prefectural art museum"

大地のアートキャンパス / Art campus of the ground

ダイナミックに都市に開かれ、市民が自発的に活用でき、街としての賑わいとも連続する都市的な広場のような場所、それが≪アートキャンパス≫であり、この新美術館の核となる場所です。敷地のほぼ中央に配置され、南側の大階段やスロープ、西側から自由にアクセスできるようになっています。大通りからの車の視線からも≪アートキャンパス≫での活動が視認でき、また木で貼られた大屋根が見えてきます。 ≪アートキャンパス≫は街中の広場でもあり、展示空間や施設全体の多様なプログラムを融合する空間です。地域の商店街や駅との連携を図りながら立地の良さを活かして街中でのアートイベントの拠点会場ともなり、街に開かれ、街を拓く美術館を目指します。 建物は石垣で覆われた展示空間が空中に浮かんだ構成をしています。この石垣はこれから長い年月をかけて植物だけでなく様々な生物とともに成長していきます。同時に重要な展示品を守る役割も果たします。古さと新しさが入り混じったシンボリックな方舟のような力強い表現の中にもどこかユーモラスな外観が時間をかけて新しい大分らしさをつくりあげていきます。

year
2011.09
program
museum
location
Oita-shi, Oita, Japan
structure
reinforced concrete
scale
6 stories, 2 basement
site area
9,000 m2
total floor area
11,000 m2
status
category