Works

コニャック・ジェイ病院 Hospital Cognacq-Jay in Paris

パリ15区に建つターミナルケア施設

閑静な住宅地に位置する、リハビリテーションと緩和医療のためのホスピス、また自閉症の青少年のセラピーを行う滞在型施設である。プロジェクトは100年前に建てられた古い病院の建て変えであり、清潔かつ機能的でありながら人々に安らぎと生きるエネルギーをもたらす空間が求められた。パリの町並みとの調和を図りながら精神的にも肉体的にもくつろげる空間、建物の内外を問わず穏やかな雰囲気を持った場所をできるだけ作り出そうと、街区の内側に連続する襞状の中庭を作りだした。同時に地上レベルを開放的にするためにサービスの核となるプログラムを地下1階に配置している。外壁のガラスには透光性断熱材を挟み、完全に透明にならない曖昧な境界面を生み出した。このルーズさは一般に開放された中庭と共に、隔離されがちな病院環境に対して社会的垣根を越えるルーズさも期待している。

year
2006.10
program
terminal care facilities
location
15th arrondissement of Paris, France
structure
reinforced concrete, steel frame
scale
6 stories, 2 basement
site area
4,976 m2
building area
3,207 m2
total floor area
17,968 m2
design period
2000.1 - 2006.9
construction period
2003.12 - 2006.9
status
category
magazine title
  • 新建築 2007年1月号
  • GA Japan 84
  • ディテール・ジャパン2007年2月号
  • Lotus 112
  • amc 104 (Group Moniteur, France)
  • Bauwelt (建築世界, China)