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横浜市脱温暖化モデル住宅設計競技 Design competition for "Low carbon model housing "

コモンビレッジ -集落としての風景- / Common Village

・地形を生かす配置 地形の段差や傾斜地の窪みを生かしながら各住戸の向きを微妙にずらしコモングリーンに対し住戸間でハの字を構成するように配置している。コモングリーンと一体化した群としての建ち方が豊かな外部環境と自然に生まれた集落のような懐かしくも美しい風景を提供する。 ・メリハリの利いたファサード アプローチ側のコモンガーデンやコモングリーンに対しては東西妻面の“家型”を主張し“みち”空間へ至る縦長の開口のみに絞っている。南側は通風や採光のための開口が大きめに取られているが北側は熱の損失やプライバシーを意識し開口を絞り機能的に配置している。 ・“みち”空間の導入 各住戸には“みち”と呼ばれる1階が土間、2階が簾の子でできた多目的スペースがありコモンガーデンから東側のコモングリーンへと貫いている。リビングやキッチンの延長としても利用される“みち”は風や光の通り道だけでなく周囲の景色を眺める視線の抜け道でもある。この開放的な“みち”空間が住戸内部だけでなく内部と外部を緩やかに繋ぐ緩衝帯のような役割も果たす。

year
2011
location
Yokohama, Kanagawa, Japan
structure
wood
site area
140.73 - 193.43 m2
building area
54.76 - 56.00 m2
total floor area
105.97 - 108.00 m2
status
category