活動の“杜”
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人が集い交流するイメージをわたしたちは地域の祭りごとのために集う“杜”にたとえました。新しい施設には楽しい“杜”が沢山あります。大きな開口をもった“杜のゲート”をくぐると次から次へと新鮮な場面が展開しています。おおらかな空間の連続とともに地域の人々の活動が連鎖して初めて交流が生まれます。鹿角の自然の特徴を最大限に活かした新しい活動の“杜”の誕生です。
“杜のゲート”によって緩やかに分節された各プログラムはほぼ地上階を歩くことで全体が見渡せる、一筆書きの空間です。こうした回遊性によって視線が交差し更に外部空間にも開かれることで“杜”に賑わいが生まれていきます。次から次へと活動のシーンが変わる来館者をワクワクさせる構成です。

開かれた蔵
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私たちは新図書館を“市場”と考え、いくつかの“蔵”を中心に“市”が広がりやがて少しずつ図書館の中に密度の高い“町”が形成されるようなそんな新しい風景に出会える図書館を提案した。

キャンパス コア
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教室や交流スペースを中心とする大学の新館の提案。求められているのは既存建物、キャンパスコモン、キャンパスモールや新設されるチャペルなど多様な要素を統合する強さと学園の自由な校風にあった柔軟さを併せ持った新しいシンボル性である。そこで「キャンパスコア」というソフト・ハードの両方を兼ね備えたプログラムをこの新しい施設の核(コア)として提案した。

スクールフィールド
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新設される公園には大小様々なフィールド(広場)が設けられている。このフィールドでは数名のフィールドリーダーが芝や植栽の育て方、子供の体験学習や遊び方、またお年寄りに向けての体操や太極拳など公園での新しい交流の仕方を促す。自然と共にこうした教える・教わる関係を通してお互いに交流を深めていく方法を、ここではスクールフィールドと呼び、新しい公園の積極的な活用方法として提案する。

入選(honorable prize)

みちのアート
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既存の美術館を改修する提案。一施設の改修だが施設周辺の風景の問題は建築にとどまらず時間をかけて広域にわたって解決すべきことである。
ここではアートを介し、その作品性だけでなくこの場所と共に新たに生まれる風景を人々の記憶にとどめ、次の世代へ紡いでいくために「再生」というテーマを掲げ、この問いに答えた

大きな家
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敷地は木々に囲まれたトンネルを越えてふっと開かれた場所であり、敷地周辺には庭の大きな住宅が落ち着いたたたずまいで並び、少し坂を登るところにある公園からは相模湾が見渡せる。
こうした敷地条件の良さを出来るだけ3軒の住宅が共有できるように建物を東西に長くし、また周辺に対して一階に切り通しのようなキャノピーを設けて南側の庭と北側のアプローチが連続するような住棟を提案している。
地上階は南側に各住戸専用庭があり、二階は風通しも良く自然光が燦々と当たる広い平面計画が可能である。
また三階の屋上階からは北側に開けた眺望が期待できる。
3棟がばらばらに建っているということではなく3棟がひとつの大きな家を形成しているかのような、そこに帰ってくることが楽しくなるようなたたずまいのコーポラティブハウスの提案である。

seeds
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大きな屋根の下に小さな単位が集まってできる“自然の集落”のような施設を提案する。
小さな単位はSEEDと呼ばれこの地域に蒔かれた種のように時間とともに成長し、 役割が終わった時にまた新たな生命体として生まれ変わる持続可能な施設のあり方を提案する。
またこの施設ではSEEDER(種蒔き人)と呼ばれる案内人がガイドを務める。

北斎への旅
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北斎の浮世絵などに表現されている江戸時代の庶民のいきいきとした生活や雄大な風景画は、時空を超えて我々を未知なる“旅”へといざなってくれる。
北斎を知ること、それはまさに北斎の記憶の中に入り込み北斎が生きた活気あふれた時代の空気を想像することに他ならない。
こうした想像力を育み、地域の活力を生み、また人々の記憶の中に新たなランドマークを生み出すような強い構成と空間をもった建築を提案する。さあ北斎をめぐる長い“旅”に出発するとしよう。

大多喜 町の蔵(クラ)
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新たに建設される庁舎が旧庁舎があることでお互いに引き立て合い、大多喜町の自然と伝統の時間の中に溶け込みながらも町のランドマークとなるような自立した建築を提案する。

若林1丁目プロジェクト
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大地のホール
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音楽や演劇などの芸術活動は日常生活に新たな刺激をもたらすだけでなく天災や事故に遭遇した人々の心の拠りどころともなっている。
こうした芸術的活動と震災などからの復興・再生(リバイバル)を目指す市民の文化的な活動をサポートする拠点としての建築、誰にでも親しみやすくまたその空間は自然な状態に近く柔らかく市民の活動を包み込むような、穏やかな表情をもつ建築のあり方を提案する。

浅草の杜
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新たな試みへのチャレンジと古い文化が入り混じりながら発展してきた街浅草。
変化し続けるエネルギーに溢れ、同時に常に変わらないものに守られてきた浅草独特の街の構造を丁寧に読み込み、街の記憶を呼び覚ましながら、次世代、多世代に渡って継承していく建築を提案する。

情報のマーケット(市場)としての図書館
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この新しい図書館は情報のマーケット(市場)のような施設である。
個人から集団まで多岐にわたる利用者層に生きた情報を提供し、またそうした情報の交換によって交流が芽生え、それぞれの活動が少しずつ地域に浸透していく。
こうした地域に開かれた図書館を目指し、市場のような平屋の大空間を提案した。

Green Halls & Gardens
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鶴川駅前公共施設の提案。温室や小さな植物園のことをgreen houseと呼ぶことがある。今回の施設では市民の活動そのものを植物に例え、植物を育てる温室(hall)とその植物を彩る庭(garden)の関係になぞらえた全ての機能が穏やかに繋がれた施設を提案した。Hallなどの大きな単位の空間の周りに小さな単位の空間が囲むように配置される。利用者に分かりやすい構成の施設を目指す。

共鳴する長屋
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長屋に住むメリットのひとつは何よりも住む人々の連帯意識である。
外部の小さなスペースを自分の庭のようなものとして扱うことで、互いの住民が少しずつ領域を共有していく。
この成城の閑静な住宅街においてもそうした小さな単位の私的なスペースがそこかしこに見られ、それが実はこの街の大きな特徴のひとつになっている。
ここではそうした小さな単位の内外の空間に着目し、出来るだけ緩やかに相互の空間を繋げることで自分の領域でありながらも他人が共有できるような構造を提案する。
敷地全体に散りばめられた壁によって様々な自然現象や住民の行為が共鳴し、私的な領域が緩やかに都市に広がっていく。

最優秀賞