コモンビレッジ -集落としての風景-
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・地形を生かす配置
地形の段差や傾斜地の窪みを生かしながら各住戸の向きを微妙にずらしコモングリーンに対し住戸間でハの字を構成するように配置している。コモングリーンと一体化した群としての建ち方が豊かな外部環境と自然に生まれた集落のような懐かしくも美しい風景を提供する。
・メリハリの利いたファサード
アプローチ側のコモンガーデンやコモングリーンに対しては東西妻面の“家型”を主張し“みち”空間へ至る縦長の開口のみに絞っている。南側は通風や採光のための開口が大きめに取られているが北側は熱の損失やプライバシーを意識し開口を絞り機能的に配置している。
・“みち”空間の導入
各住戸には“みち”と呼ばれる1階が土間、2階が簾の子でできた多目的スペースがありコモンガーデンから東側のコモングリーンへと貫いている。リビングやキッチンの延長としても利用される“みち”は風や光の通り道だけでなく周囲の景色を眺める視線の抜け道でもある。この開放的な“みち”空間が住戸内部だけでなく内部と外部を緩やかに繋ぐ緩衝帯のような役割も果たす。

街を繋ぐ“プラットフォーム”、街を育む“市民広場”
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新幹線発着駅の駅前広場に賑わいや交流を生むために“プラットフォーム”と “市民広場”を提案しました。宙に浮いたリング状の“プラットフォーム”は街の新しいシンボルとしてまた情報の拠点として駅、ターミナル、新旧市街地などを繋ぐ役割を果たし、それに包まれた“市民広場”では朝市のようなものから祭りのような大きなイベントまで市民が憩える他、市民が主体となって利用できる様々なプログラムが展開します。

アートガーデン
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新施設は街の骨格を成す“グリッドプラン”を踏襲した構成です。その中にアートを設置できる様々なスケールの庭(ガーデン)があり、懐かしさ(歴史)と新しさ(アート)が共存する施設です。
街中の施設として官庁通りに積極的に施設のボリュームを配置しました。様々な大きさのボリュームによって新しい“街並み”を提案します。こうすることで市民にとって近寄りやすい、施設内での活気が外まで感じられる施設を目指しました。
機能別に図書館(一般開架)、児童図書、AV・インターネットコーナー・ブラウジング、閉架書架、教育研修施設の5つのボリュームがバランスよく配置され、グリーンデッキと呼ばれる縁側で繋がります。分節された空間単位の間にはアートガーデンと呼ばれる庭が配置され外部への“抜け”が明るく自然を感じさせる内部空間を形成します。

アート広場
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点在する町屋(各機能)とそれをつなぐ回廊からなる、明快な構成をもった施設とし、回廊によって囲まれた交流広場には商店街から引き込まれるようにアプローチします。交流広場は街の活性化の拠点として多目的に利用されます。 町屋と町屋の隙間はアート広場として、商店街と連続した開かれた場所として通りに賑わいを与えていきます。 四周に開かれた開口は、すべての市民活動が街の風景の新しい主役となるようなシンボルとしてのプロセニアムゲートです。

まちの家、まちの庭、まちのひろば
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新しい保育所を七ヶ浜というまち全体の“大きな家” ととらえ、まちの人々がどこからでも、また対岸からでもそれとわかる大屋根に包まれたおおらかな空間をもつ“まちの家” として提案しました。大きな家の周りには5つの大きな庭があり、子供だけでなく地域の人たちが日常的にも使えるようなまちに開かれます。建物だけではなく、敷地全体を地域にどう開放していくか地域や行政の人々と一緒に考える余地をたっぷり残した計画です。
・まちの家
七ヶ浜の高台の民家の多くが切妻型であるように新保育所である“まちの家” はこうした個々の民家を集めてつくったような大きな切妻型の屋根をもちます。この大屋根は子供たちだけでなく、まちを守るイメージを喚起します。屋根には自然エネルギーを活用するため太陽光パネルやトップライトが設置され内部に自然光を取り入れます。大きな屋根の下には小さな家が沢山あってそれらが集まって森をつくっているような空間のイメージです。
・まちの庭
新保育所周辺には5つの庭( ガーデン) があり、子供だけでなく時間や曜日によって地域の人々にも活用されるような庭にしてゆきたいです。花を植えたり、果物や野菜を植えたり、子供と大人の両方が楽しめるような穏やかな風景が“まちの家” を包みます。
・まちのひろば
“まちの家” の核となるスペースです。あるときは遊戯室、あるときはランチルーム、あるときは音楽室や演技室、図書館みたいに多用途に使われる大きなスペースが“まちのひろば”です。保育室を広げて使ったり、夜や休日はまちの集会としても使ったり、災害時には地域の人の公民館的な場所として柔らかな自然光の降り注ぐ木のぬくもりと温かみを感じられる空間です。

大谷戸ドック「DOCK」
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「DOCK は造船所、船の修繕所などの意味の他に本来“船着き場” という意味にも用いられます。
“船着き場” は安らぐ場所であるとともに人が交流することで様々な情報の交換が生まれ、活気や賑わいを創出する場所でもあります。 小坪港を背中に抱えたこの地に地域の人々が溜まり、交流を紡ぎ、そしてまたここから地域の情報を発信するためのおおらかな空間、地域の人々や大谷戸の自然を迎え入れる「DOCK」を提案しました。
「DOCK」は“7つの広場” と“緑の縁側” という大きく二つの空間で構成されます。
7つの広場は、北側の道路から南側の竹林に至るまでが全てが連続する空間で、広場の並べ替えなども今後フレキシブルに対応することの出来るプランニングです。
また広場のまとめ方や使い方もこれから地域の人達と一緒に考えてゆきます。
緑の縁側は西側のグループホームとの間には花壇を挟んでアプローチ空間です。ここは地域の人たちの展示空間でもあり、ゴーヤやへちまなど実のなる植物を育てたり、つる植物の木陰が心地よい町の休憩所を提供します。
グループホームからも楽しめる緑の空間の提案です。

地域のプラットフォームとしての看護研修センター
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沖縄独特の気候や風土条件を最大限に活用し、自然の生態、構造、設備そして人々の活動など全てが一体となって成長を続ける地域のための施設を提案する。この建築は植物が育つように人を育む施設として看護師、管理運営者、地域の人々が分け隔てなく誰でも参加できるような地域のプラットフォームとしての新たな環境を創出する。

大地のアートキャンパス
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ダイナミックに都市に開かれ、市民が自発的に活用でき、街としての賑わいとも連続する都市的な広場のような場所、それが≪アートキャンパス≫であり、この新美術館の核となる場所です。敷地のほぼ中央に配置され、南側の大階段やスロープ、西側から自由にアクセスできるようになっています。大通りからの車の視線からも≪アートキャンパス≫での活動が視認でき、また木で貼られた大屋根が見えてきます。
≪アートキャンパス≫は街中の広場でもあり、展示空間や施設全体の多様なプログラムを融合する空間です。地域の商店街や駅との連携を図りながら立地の良さを活かして街中でのアートイベントの拠点会場ともなり、街に開かれ、街を拓く美術館を目指します。
建物は石垣で覆われた展示空間が空中に浮かんだ構成をしています。この石垣はこれから長い年月をかけて植物だけでなく様々な生物とともに成長していきます。同時に重要な展示品を守る役割も果たします。古さと新しさが入り混じったシンボリックな方舟のような力強い表現の中にもどこかユーモラスな外観が時間をかけて新しい大分らしさをつくりあげていきます。

地域に護られ、地域を育む、地域に開かれた保育園
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新中野島保育園の特徴は地域で護られた保育園ということです。新保育園には柵や塀といったものがありません。その代りに木造の板で出来た光や空気も通す"ウッドウォール"が建物外周を囲います。一旦このウッドウォールによって囲まれることで園内はプライバシーの高い、園児にとって落ち着いた空間が生まれます。また民家のある敷地東側と小学校がある南側には地域で緑を育む場所を提案したいと思います。ツタや朝顔などのツル植物などが壁に絡まりながら時間とともに成長する“緑”の壁です。人の目を楽しませるだけでなく、園児、先生、親、地域の人々が一緒になってこの地域らしい緑の風景を育んでいくことを期待しています。

山、谷、森の三つの風景
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新施設は長野市民のコミュニティのコア(核)を目指します。周囲の街並みのスケールと調和したヴォリューム配置や向きによって裏表をつくらない四周に開かれた施設を提案します。様々な密度感のある新施設から市民の活動が街に広がって行きます。
◆山の風景
外観や形態から長野市を取り囲む雄大な山々の風景を想起させます。
建物と周辺の自然が織り重なって生まれる新しい風景は自然を強く意識させる市民の拠りどころとなることでしょう。
◆谷の風景
内部空間において特徴的な谷のような空間“サン・ヴァレー”を創り出します。
地下2階地上3階まで吹き抜けるサン・ヴァレーにはトップライトから自然光が降り注ぎ、市民の憩いの場を提供します。
◆森の風景
建物外周は再生木を利用した日除けルーバーによって日照やプライバシーをコントロールします。内部から外を見る景色は森の中の木陰に居るかのような感覚を、地上レベルからの外観はまるで大きな森を想像します。
市民会館、議場、市庁舎は外観からも一目でわかる3つのヴォリュームに分かれており、それを低層部の市民活動が支えるような構成です。また内部空間もサン・ヴァレーの吹き抜け空間が各施設を繋げる役割を果たしていて市民の活動がこの施設の中心となっています。

連鎖する美術館
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アーティスト、市民、職員が 三位一体となり街を盛り上げる「新しい公共」のために、緩やかな空間のなかに個々の作品や活動が織物のように織りこまれ、次から次へと連鎖し街に繋がっていくような美術館の提案である。
来館者は「壁フレーム」をくぐりながら次から次へと新しい空間とプログラムを体験する。単なる一室空間ではなく既存の建物との関係によって生まれた様々なスケール、その空間と展示されるアートによって生まれた多様な場をめぐる経験は観る作品とともに来館者の記憶に刻まれる。多くのプログラムを同時に体感できるこの空間の多様性こそがアーティストや市民の創造力をさらに刺激し多くのリピーターを生む原動力となる。

CITY HALL PARK
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棚田や葡萄棚のある風景、浅間山や周辺を取り囲む山々の連なり、こうした自然の風景に加え斜面地にあるこの敷地は太陽の日射量が極めて高い地域です。私たちがここで提案するのは立体駐車場と一体的に風景として連続する棚田のような自然の風景として小諸に溶け込む施設です。
敷地全体に緑が広がることで施設も含めてすべての場所が市民の憩いの場、市民の活動の場となる公園のような施設を目指します。周辺環境に溶け込みながらも市民の新しいシンボルとなる、新しい環境配慮型公共施設の提案です